童話っていいね!

『ふうたのゆきまつり』

『ふうたのゆきまつり』 表紙
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作者のあまんきみこさんは、1931年、旧満州生まれ。「車のいろは空のいろ」(ポプラ社)で日本児童文学者協会新人賞、「こがねの舟」(ポプラ社)で旺文社児童文学賞、「ちいちゃんのかげおくり」(あかね書房)でサンケイ児童出版文化賞推薦、小学館文学賞を受賞しています。

絵の山中冬児さんは、1922年、大阪府生まれ。日本美術家連盟会員。主な作品に、「コッペパンはきつねいろ」(偕成社)、「魔女になりたいわたし」(童心社)、「子ぎつねふうた」シリーズ(あかね書房)などがあります。

『ふうたのゆきまつり』

あまんきみこ:作
山中冬児:絵
出版社:あかね書房 ISBN:978-4-251-00654-7/C8393/NDC913
1971年11月発行 1,100円+税

ココがいいね!

冬も本番になり、寒い日が続くようになりました。雪はたくさん積もると厄介なこともありますが、子どもたちにとっては雪だるま作り、雪合戦など楽しみがいっぱいあるかもしれません。今回は、雪国の行事、『かまくら』を舞台にした、心温まる物語をご紹介します。

こぎつねの“ふうた”は『かまくら』というゆきまつりへ見にいきたい!と思っていました。そのためには、人間になるみっつのおまじないが必要です。ところが、みっつめのおまじないを忘れてしまいました!そんな中、タクシー運転手の“まついさん”と出会います。“ふうた”は無事『かまくら』を楽しむことができたのでしょうか…。

人間になる方法を忘れてしまったり、タクシーに乗ってはしゃいだりと愛らしい“ふうた”。“ふうた”を放っておけない優しい“まついさん”。垣根のない純粋な心のやりとりに、ほっこりと温かい気持ちになれる1冊です。優しいタッチの挿絵も、物語の情景をより美しく引き立ててくれます。みなさんにも“ふうた”と“まついさん”のような心温まる思い出ができると「いいね!」