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星座を見つけよう (科学の本)

星座を見つけよう (科学の本) 表紙
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作者のハンス・アウグスト・レイ(H・A・レイ)さんは、ドイツ生まれの絵本作家。哲学や自然科学を学び、語学にも堪能で、フランス語をはじめ6ヶ国語を習得しています。伸びやかで親しみやすい作品は幅広い年齢層を対象に親しまれており、「おさるのジョージ」シリーズの原作「ひとまねこざる」は多くの人に読まれています。

翻訳の草下英明さんは、東京生まれの科学解説者・科学ジャーナリスト。立教大学卒業後、出版社勤務、五島プラネタリウム解説員を経て独立しました。テレビ、ラジオに「星のおじさん」 として出演しながら、科学の解説書を執筆しました。

星座を見つけよう (科学の本)

H・A・レイ:著・イラスト
草下 英明: 訳
福音館書店 :ISBN:978-4834001839
1969年4月初版発行 1,500円+税

ココがいいね!

2010年6月、小惑星探査機「はやぶさ」が7年間の歳月を経て小惑星イトカワから帰還したニュースは、日本のみならず世界中で話題になりました。この偉業は、多くの人を興奮させ、人々の宇宙への興味・関心を高めるきっかけとなりました。

本書は北半球で見える代表的な星座について、形や見つけ方、星座の名前の由来などが分かりやすく解説されています。 40年前に翻訳されて以来、再版する際は常に新しいデータに修正されており、宇宙に興味を持つ人にとって手放せない教科書のような存在です。 星座に興味を持ち始めた子どもたちだけではなく、大人にとっても読みごたえがあり、今もなお人気のあるベストセラーのひとつです。

この本の読みどころ

かわいらしいキャラクターがギリシャ神話の紹介をしたり、おさらいクイズを盛り込んだり、絵本としても魅力的な作品です。さらに本書がすばらしいのは、独特の描き方で分かりやすく星座を見せているところです。星と星をつないだ線で出来た星座の形を、実際の星空の絵と重ねているのですが、6等星くらいまでの星を結んでいるので、星座の姿がくっきり浮かんできます。こうして星のつながりを覚えれば、星座を見つける大きな手がかりになるでしょう。

プラネタリウムが絵本になったような本書を片手に、空気が澄んで夜空がきれいに見えるこの季節、皆さんで星座を見つけに出かけてみてはいかがでしょうか。