童話の広場話題になった童話

2012年01月号

ぐりとぐらの1ねんかん

※出版社の許可を得て掲載しています。無断複製・転載は法律で禁止されています。

作者の中川 李枝子さんは、1935年北海道生まれ。東京都立高等保母学院を卒業後、保育園に勤務のかたわら童話の創作活動を始めました。1962年に出版された童話『いやいやえん』は、幼児の心理や行動を見事に描き、厚生大臣賞・サンケイ児童出版文化賞を受賞。1980年『子犬のロクがやってきた』で毎日出版文化賞など、数々の賞を受賞しています。

挿絵の山脇 百合子さんは、1941年東京都生まれ。上智大学外国語学部フランス語科を卒業。絵本作家、挿絵画家。上智大学在学中に、実姉の中川季枝子さんと共に『いやいやえん』の挿絵を手がけました。明るく楽しい絵は、日本の子どもたちだけでなく、海外でも高く評価されています。

ぐりとぐらの1ねんかん

中川 李枝子:文
山脇 百合子:絵
出版社:福音館書店 ISBN:978-4-8340-1465-5
1997年10月発行 1,365円(税込)
話題のツボ

シリーズ累計発行部数が2千万部を超える「ぐりとぐら」シリーズは、世界各国、世代を超えて大人気の絵本です。「おりょうりすること たべること」が大好きなふたごののねずみ、ぐりとぐらの物語は、1963年、絵本『ぐりとぐら』として誕生しました。以来、中川さんと山脇さんの姉妹が描く、動物たちが織りなすファンタジーの世界は、子どもたちに夢をあたえ続けています。

本書では、ぐりとぐらの1年間を、季節感あふれるかわいいイラストとリズム良い詩で紹介しています。かなり大型の絵本ですが、その月のページを開けて飾るのもお勧めです。

この本の読みどころ

ふたごののねずみ、ぐりとぐらが、どんな1年を過ごしているのか知っていますか?「あけましておめでとう」と新年のお祝いから始まる1年は、ぐりとぐららしい楽しい仕事や遊びでいっぱいです。雪の中でのそりあそび、春は種まき、夏にはキャンプに出かけて野菜を収穫。星や月が輝く季節には、空を見上げます。そして、だんだん寒くなる秋からまた冬へと季節は移り、12月には、みんなそろって「よいおとしを おむかえください」と、1年を締めくくります。

読みやすい詩と共に紹介される、ぐりとぐらの生活は、月ごとに季節に合った楽しいできごとがいっぱいです。それぞれの季節の思い出を重ねながら読んでいくと、もっともっと楽しくなるでしょう。
今年も1年、楽しい毎日でありますように!

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